1/144 ガンダムのプラモデルを組み比べてみました Part1

模型

株式会社バンダイスピリッツから発売されている、1/144スケールのガンダムのプラモデルを組み比べてみました。用意したのはHGUC(ハイグレード・ユニバーサルセンチュリー) 021HGUC 191BEYOND GLOBALEG(エントリーグレード)ライトパッケージVer.の4種類です。

まずはHGUC 021です。2001年05月26日に発売になりました。2023年現在ではエコプラガンプラスターターセットとして流通しています。ではランナー(部品の付いている枝状のもの)のほうを見ていきましょう。

ポリキャップと一部ランナーに多色成型が使われた、オーソドックスな構成になっています。各パーツも合わせ目が真ん中に来る分割になっていて、合わせ目が目立ちます。デザインはアニメ版に準拠したもので、おまけでコアファイターが付属しています。

肩とビームサーベルの持ち手にはスライド金型が使われています。(※スライド金型=上下の2面分割だけでなく、その側面から入れ子をスライドさせて成型させる方法)

目の周りは単色成型ですので、シールを貼るか塗装する必要があります。

おまけのコアファイターです。2色で成型されていますので細かく塗り分ける必要があります。

 

次はHGUC 191です。REVIVE版とも言われます。2015年07月25日に発売になりました。14年の歳月を経て、スマートなプロポーションと合わせ目が目立たなくなる工夫が随所に見られます。

構成はポリキャップと一部多色成型のランナーが使用されています。

太もも等は一体成型され、合わせ目が出ないようになっています。

膝からすねにかけては前面からはめ込む構造になり、合わせ目が見えにくくなっています。

メインカメラの部分はクリアパーツで成型されています。

 

続いてはBEYOND GLOBALです。2020年6月6日に発売になりました。ガンプラ40周年を記念して製作され、初代ガンダムのデザインを再検証したものだそうです。

ポリキャップは使われておらず、KPSという新素材が使われています。そのため関節部分がよりスタイリッシュになりました。

頭部やビームサーベルにはスライド金型が使用されています。

青の成型色が今までのものと異なり、青々とせず少しくすんだ色になっています。

ほとんど見えなくなる腰の部分にもモールドが追加されています。

 

最後はEG ライトパッケージVer.です。2020年12月19日に発売になりました。現在では2021年5月29日に発売になった通常パッケージや、2021年12月4日に発売になったフルウェポンセットの方が入手性が高いと思います。

武器がないのでランナーは2枚です。初心者でも組みやすいようにパーツ数は少なめですが、色分けはほぼ完全に再現されています。

低価格のキットながら各所にスライド金型が使用されていて、部品点数の削減と再現性の高さを両立させています。

足首のほぼ隠れる部分にもモールドが入っていました。

腰の黄色いVの字も別パーツ化されていました。低価格&少ないパーツ数ながらここまで出来ることに驚きました。

ランドセルも一体成型です。1パーツながら雰囲気が良く出ています。

 

ここまでご覧いただきありがとうございました。次の記事では組み立てのほうに移っていきたいと思います。

Part2、腕~脚、腰はこちらです。

Part3、胴~頭、武装はこちらです。

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